古典SFの名作ですが、今日まで読む機会も無く、これまで過ごしてきました。ところが、本屋の中をぶらぶら歩いているときにふと「機会なんて、自分で作らなきゃ、むこうから勝手にやってくることなんか永遠にないんだ」と天啓を受けて、即購入。
いやぁ、すげぇ面白い! なんで今まで読まずにいたんだ、自分。きっとこれと同じように自分が読んだことのない名作が世界中にごろごろ転がっているんだろうなぁ、と思うと100年しかない人の人生はあまりに短すぎます。
いっそ、100万年ぐらい生きられるようになれば……今度は逆に退屈で死んじゃうかも。いやいや、その100万年の間も絶えず新しい面白い本は出版され続ける筈だ、逆に欲求が溜まって行っちゃうに違いない。やだなぁ、私、嬉しい悲鳴あげちゃうかも。
……虚しい。この飽きっぽく移り気な性格をなんとかしたほうが早いかも。とにかく、一冊読み終わるごとに集中力が切れるから。
さて。もしも中学生くらいの読者がこのサイトにいるならば、今すぐPCの電源を切って図書館に駆け込み、その場で借りて帰りなさい。絶対に、後悔はしないはず。ただ、この夏への扉が発表されたのが1957年(だっけ?)だということだけは頭に入れておいたほうがいいかも。そうじゃないと、1970年の時点で、文化女中器や冷凍睡眠といった、いわば未来的技術が実用化されていることに戸惑うかも。実際、私は最初少し戸惑いました。
あとは何を言ってもネタバレになりそうなので、最後に一言だけ。318ページ3行目で完全にノックダウン。これは、ちょっと、反則だ。
夏への扉と同じく、「そして誰もいなくなった」もミステリーの名作です。これまた夏への扉と同じように、天啓を受けて購入。実はこのとき、グインサーガについても天啓を受けたのですが、流石に茨の道になるだろうと思って躊躇しています。集めるお金も馬鹿にならないし、古本屋を巡ろうかなぁ。
閑話休題。やはりこれも今まで読んでこなかったのが勿体無い本。もしも中学生くらいの読者がこのサイトにいるならば以下同文。徐々に客たちの疑心が深まっていくさまは、読んでいて震えを覚えます。
作者の文体が変わったのか、私が作者の文体に慣れたのか、処女作を読んだときに感じた違和感はあまり感じませんでした。その分だけ物語にのめり込むことができ、非常に楽しく読めました。泥棒カップルのノリが、少し落ち着いたおかげもあるかもしれません。
惜しむべくは、買ってきた本屋に、この「鈍行編」と対になる「急行編」が置いていなかったため、私の中で伏線が中途半端に放置されていて歯がゆい思いをしていることです。気ーにーなーるー。このあたり、本屋少ないんですよ。
同名美少女ゲーム(*1)のノベライズの上巻。「〜〜する○○である。」という文章が多くて萎えます。
Dr.ウェストの若い頃の逸話など、原作にはなかったエピソードを追加しているのは美点。でも、この巻に限っていうと、私が感じた魅力ってそれだけなんですよ。
、追加された多少のエピソード以外は、原作ゲームのシナリオをほぼなぞっただけです。台詞なんかもゲームからそのまま引用したものが多い(と思う)ので、ゲームをやった人は、ちょっと、いや、かなり、がっかりするかも。
かと言って、ゲームやったことない人に勧められるかっていうと、うーん。
同名美少女ゲーム(*2)のノベライズの中巻。文章はこなれてきてだいぶ読みやすくなったのですが、原作での複数エピソードを同時に展開しているため、ちょっと雑多な印象を受けました。ちょっと勿体無い。欲張らずに、メインのアルシナリオだけを追いかければよかったのに。
というか、瑠璃シナリオを微妙に無視しているのが気になります。えー、あれー?
これほど盛り上がらない山場の巻も珍しい。個々のエピソードがぶつ切りになっているのは雑誌での連載を纏めた本だからある種仕方ないとして、登場人物全員がリウイ一人を持ち上げ続けているのを読むのは、苦痛でしかないです。こんなのが救国の英雄になるのか、と思うと頭痛すら覚えます。
いつもどおり「ただ出しただけ」というぞんざいな扱いをされる新キャラ連中にも閉口。ソードワールドの超重要人物であるカイアルタード7世やマナ・ライたちですら同様の扱いだったを見ると、私ごときには計り知れない宇宙的意思をさえ感じてしまいます。あー、そういやリウイは正確にはもうソードワールドノベルじゃないんだっけ? じゃあこれはソードワールドの舞台であるフォーセリアと同じ名前の世界でソードワールド一の有名人であるマナ・ライと同名のじいさんが適当にくっちゃべっている本なんですね。ああよかった。
せっかく正式に「魔法戦士リウイ・ファーラムの剣 賢者の国の魔法戦士」と、物語のキーアイテムをタイトルに冠するようになったのですから、もうちょっとマシな内容になっているかと期待したんですが。ファーラムの剣とアトンが出てくるまでは追いかけていこうと思っていたんですが、ソードワールドRPGとしてのデータが公表される見込みもないし、もう読むのやめようかな。きっぱり別物だと割り切らないと、どうにも腹が立ってしょうがない。
あと、今まで触れていませんでしたが、横田守氏の仰天ファンタジー服にも割と辟易しています。リウイ読んでから、氏の絵が嫌いになりました。
あー嫌だ嫌だ。もっとポジティブにならなきゃ。
荻上が出てきたあとの大野さんはどんどんどんどん嫌な腐女子になっているなぁ、という感想。実際、周りの女性オタクってこんな感じですが(偏見&暴言)。こんな感じではない女性オタクも、もちろん居ますが(フォロー)。
今回のキモは、やはり高坂のコスプレなんでしょうか。斑目が服を買いに行く話で悟りを開くシーンなんかは、割と見せ場だと思ったのですが。完全に食われちゃったなぁ。っていうか、女装は反則だ。
ちなみに、封入されていた初回版限定栞は上石神井蓮子さんらしいです。アニメ見られない地域なので、何が何やらさっぱり。「おお、MS-IMEだと『かみしゃくじい』で一発変換できるんだぁ」なんて的外れにも程がある感想しか出てきません。逆に、「れんこ」で「蓮子」に変換できないのが納得できない。
まだ、会長だったならば、原作劇中にも何度か頻繁に登場しているので、ありがたみもあったのですが。
まぁ、値段据え置きのおまけみたいなものだから、あまりぐだぐだ言うのはかっこわるいですね。