発売日に無事入手し、昨日コンプリート。とりあえず感想は、うーん……ふつう? 設定を見て「歌月十夜っぽいな」と思いましたが、プレイしてみて「やっぱり歌月十夜っぽいな」と思いました。
感想はstay nightのときと同じく別ページで。
そういえば、魍魎の匣も小説版響鬼もまだ読んでないや。
古橋分とか補給。
っていうか、よく考えたらデモンベイン外伝でしかフルハシ知らない。「そういえばデモベ外伝のときはどんな感想書いたんだっけなぁ」と思って過去ログを見てみたら、感想どころか既読メモすらなかった。結構適当だなぁ、自分。
ま、マジかコミックボンボン。6,7年ぶりにボンボンを買ってしまうかもしれん。
関係ないけど、ボンボン公式サイトのこのショボさは一体なんなんだ。
そろそろ終わりそうで終わらない空鐘の新刊。9巻のあらすじは既に電撃公式サイトなどで発表おり、それを見る限りでは少なくとも10巻までは続きそうだけど、さてはて。
ウルクの記憶、リセリナの養父、タートムとの鍔迫り合いといった様々な事柄にけりの付いた8巻。残った問題はラトロアと、ウルク・リセリナの恋心ぐらい。フェリオの血縁についても大体は作中で仄めかされている通りだろうし。他にはクラウス・ニナ兄妹が残っているけど、そっちは話の本筋に絡まないだろうから、どうでもいいって言ってしまえばどうでもいい。
今回も新キャラが多いんだけど、逆にフェリオやウルクらレギュラーメンバーの出番が少ないので「登場人物が多すぎる!」なんて混乱することはなかった。主人公のはずのフェリオでさえ、幕間にちょこちょこ出てくるだけだし。この巻の主役は誰がなんと言ってもベルナルフォン。名前はかわいいけど格好いいよベル鳴るフォン。
そんなわけで8巻も大満足。400ページ弱と久しぶりに厚い本なんだけど、個人的にはまだもう少し厚くても大丈夫だなぁ。元々、渡瀬草一郎に興味を持ったのは、当時の本屋のライトノベル棚に分厚いのが3冊どかんと並んでいたパラサイトムーンからだったので。……あんまり厚いと、それはそれで敬遠されそうな気もするけど。
さて。ここで一つだけ気になった点が。この巻でリセリナの養父はウィスタルやハーミットの子孫ということがほぼ確定したのだけれども、それがウィスタルが常人よりも身体能力に優れている理由である、とするのはちょっとおかしいような。以下、だらだらとその理由。
つい最近どこかで読んだ(*1)んだけど、ヴァイスマンという動物学者が昔、マウスの尻尾を切った。切って切って切りまくった。これは「後天性の形質は子孫に遺伝しない」ことを確かめる実験だったそうな。結局、何代待っても尻尾の短いマウスは生まれてこなくて、この理論は実証された。
これは生物学に触れている人には常識らしいので、これを読んでいる人にも知っている人は多いかもしれない。詳しい話は「ヴァイスマン 獲得形質(*2)」などで検索すると出てくるかもしれないページを読んでほしい。っていうか私には突っ込んだ話ができない。
で。これと同じことがウィスタルやハーミットの場合にも言える。もちろんリセリナの養父が遺伝子改造も施されていたならこの2人にその遺伝子が受け継がれるわけだけど、単純な身体強化・肉体改造と違って、遺伝子を改造する理由がリセリナの養父の場合、ほとんどない。
作中にも書かれている通り、遺伝子を改造しても即座に肉体に変化が起こるわけじゃないから自分で鍛えなきゃヘッポコプーなわけだし、効果と手間を天秤にかけて考えるまでもなく、メリットがない。しかもリセリナの養父は元の世界では科学者なので、何代にも渡って遺伝子改造を施された兵士の家系とも考えづらい。そんなもんで、この「リセリナの養父の子孫だからウィスタルたちは強いんだ」説にはちょっと違和感を覚えた。
いやまぁ、ほとんど言いがかりだよなぁってのは自分でも書いてて思っているんだけど。ひょっとしたら放射線か何かで遺伝子ごと肉体強化しているのかもしれないし。
なんにせよ、空鐘はまだまだ続いて欲しいシリーズ。そしてちゃんと完結させてほしい。陰陽も寄生月も尻切れトンボの宙ぶらりんで止まってるから、ここできっちり完結させた物語を作って、渡瀬草一郎の代表作と呼べるようなものになればいい。なんだかんだ言って今の電撃で作家買いしているのは渡瀬草一郎だけだし、私。……という、一読者の願望。
あ、一つだけと言いつつ、もう一つ。今回、なんとなく文章が雑じゃない? いや、なんとなくそう感じただけなんだけど。
「来月から『F.E.A.R.通信』開始」で吹いた。
基本的に、その本を読んだ人向け。自分用に書いているんだからそれでもいいんだけど、もうちょっと未読の人向けの文も書こうと思った。思うだけ。今日書いた空鐘感想文でも実行できていない。
*1: どこだったかは忘れてしまった。2chオカルト板だった気がする。
*2: 生物が環境要因あるいは器官の用不用により得た形質で、後世に遺伝的に伝えられないもの。後天性形質。(goo国語辞書「獲得形質」より)
メイゼルかわいいなぁ。でもそれだけ。
まず最初に難点を。文がくどい。設定も詰め込みすぎ。後出しじゃんけんで敵も味方も次から次に新しい能力が出てくるから、戦闘に緊迫感がない。山場が多すぎて逆に全体の印象が散漫。作者の熱意が全て空回りしている印象を受けた。
ご都合展開も目に付く。ギャルゲー並にモテまくる主人公とか。まぁそれはいいとして、主人公もメイゼルも瀕死の重傷から回復して戦線復帰するのはどうだろうと思った。同じ本でそれやっちゃ駄目だろー。
でも、地球を『地獄』と、そして人間を『悪鬼』と定義した一連の設定は面白い。ただいるだけで魔法使いの存在意義を消し去る人間の存在は、『普通の世界』と『魔法使いの世界』を分けることにうまく役立っていると思う。ただ、その中で主人公だけが魔法消去能力を随意にオン・オフできたり、人間のはずの瑞希が魔法使いである理由が作中できっちり説明されなかったのは減点ポイントかな。いや、瑞希の方は「先祖に魔法使いの血が混ざっている」で説明つくんだけどさ。そこらへんは、メイゼルの犯した罪と同様に次巻以降の伏線になるんだろうか。
さて。それは置いておいて、冒頭にも書いたけどとにかくメイゼルがかわいい。必死にひたむきに一生懸命「せんせ」の気を引こうとする彼女の姿は見ていて頬の筋肉が緩む。六年一組の子ども達もいちいち小憎たらしい造形で非常によろしい。学級委員の寒川さんは今後も人間代表・日常代表として頑張っていただきたい。
これでもうちょっと読みやすい文章だったら手放しでお薦めできたんだけどなぁ。地の文に散らばる設定のせいでいちいち読書のリズムが崩された。
あと、ちょっと気になったんだけど、『待つ』を全て『まつ』と平仮名で表記していたのには何か理由があるのかな。ざっと見回した限りでは、一度も『待つ』と漢字で表記されていた箇所はなかった気が。ちょっと読みにくい。長谷敏司の本は初めて読んだわけなんだけれど、ひょっとしてこの人の癖なんだろうか。
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